ハローワーク採用の絶対法則[書評]
おすすめしたい人:
ハローワークに掲載している企業の経営者・採用担当者の方は絶対に読むべき本です。
本書はハローワークの求人項目1つずつに対して、「書くべき内容とその書き方」を具体的に教えてくれれます。私はこの本を読んだ後、実際にネット版のハローワークで求人検索して見ましたがこの本に書いてあるレベルまで作り込まれている求人票を見つけることができませんでした。もし、この本に書いてあることを実行すればハローワーク内で1番魅力的な求人票を作ることができるでしょう。著者はハローワーク勤務の経験があり、内容は自らの経験から語ってくれているため信頼性も十分です。
概要:
内容は大きく2つに分けることができます。
1~3章までの前半はハローワークの基礎知識・4~6章の後半は本書の中心となる「書くべき内容とその書き方」について記載されています。
要約するとそれぞれの章は、
1章:ハローワークにチャンスがある理由
2章:ハローワークの基礎知識
3章:ハローワークの仕組み
4章:求人票の書き方
5章:ハローワーク採用の絶対法則
6章:他社と圧倒的微差を作るポイント
について解説しています。
著者:
著者は五十川将史氏。日本唯一のハローワーク求人専門社会保険労務士。ウエルズ社会保険労務士事務所代表。税理士会、金融機関、商工会議所、地域産業支援機関、日本FP協会等に向けた講演・セミナー・研修を年間60回超、受講者は3000名を超える。
感想:
今回私は初めてハローワークを検索してみたのですが、「札幌 中央区 新卒・既卒」の絞り込みで173件の検索結果と思っていたより少ない求人数でした。ただ、ジョブキタさんで同じ条件で検索してみると147件とほぼ同じ求人数だったのでここら辺が相場なのかもしれませんね。もし両媒体の求職者ターゲットが同じ属性で、求職者はどちらの媒体もチェックしているとすると、ジョブキタさんはコンテンツを充実させるのに1ヶ月で数十万するのに対し、ハローワークは12ヶ月でも無料ですので、やはり有料掲載する前にまず本書を参考にしてハローワークに出す、もしくは見直したほうがコスパは良いかも知れません。他には3章の”ハローワークで仲良くなるなら正職員ではなく非常勤職員”の理由が納得感があり面白かったです。実際にハローワークで勤務したことがある著者だからこそ話せる内容でした。